ワーケーションの歩き方
「在宅でリモートワークはもうこりごりだ!」とワーケーション(旅行先で仕事)を思い立つものの、ワーケーションプランを掲げるホテルや宿のプランは見かけ倒しのものも多い。机も椅子も、wifiも空調も、部屋の匂いも明るさもあまり仕事向きじゃないな...とそんな所も少なくありません。このサイトでは「もっとワーケーション利用者のことを考えた滞在先が増えて欲しい!」とその一心で、これからのわたしたちのワーケーションライフを考えます。
バケーションをより身近に、ワークの成果を最大化する
ワーケーションに関する公的な定義はありますが、このサイトでは「普段とは異なる遠方地を訪れてちゃんと仕事をすること」ということとしています。日本ではまだ黎明期と言える「ワーケーション」という言葉の語感からは、「旅行に出かけて、ついでにチョロっとメール確認したりして午前中くらいは仕事に割こうかな」くらいの甘えたニュアンスを受け取ってしまいますがそれでは意味がありませんっ!!だってそれって旅行じゃない?ただ言葉が作られただけで、実態はこれまでと変わらなくない?とそう思うわけです。
どんどん遠方に出かけてワーケーションしたいので、受け入れる側(ホテルや民泊などワーケーション施設)も、快適で、ストレスなく、利用しやすい空間になって欲しい!月曜朝のわたしの血圧並みに低い椅子とカフェテーブルのような机ではやはり快適に仕事をできそうもありません。「移動時間かけて旅行っぽい雰囲気は味わえるけど、仕事の生産性下げに来てるようなもの。「ふだんの仕事の生産性は下げずに、いつもとは違う環境や空間でリフレッシュしたい」。望むらくはそれだけです。
ということで、このサイトは「在宅やテレワークばかりになってしまった人たちに贈る、旅先でガチで仕事をするために必要なもの」を考えるサイトです。ゆっくりしていってください。
ワーケーションの捉え方・ワーケーションとは何なのか?
そもそも、ワーケーションとは何なのでしょうか。
ここでは、「仕事+旅行を同時に達成する行為」と定義して進めたいと思います。とすると、仕事と旅行のいずれかが犠牲になってはいけない。「旅先だから、仕事のパフォーマンスが下がる」「仕事だから、旅行の質を下げる」。どちらも最適とは言えません。両方とも満足のいくレベルにする。あるいは「同時に二つを求めたから、仕事の質が最大化された」「旅行がこれまでとは違う刺激的なものになった」というような新しい成果が求められます。日本はまだわーケーション黎明期であると言えます。ネット検索すると出てくる、ワーケーションに関する記事や宿泊施設のプランには「旅行」の要素は多くあっても、仕事の要素はあまり多くありません。多くの場合、仕事に対する”コミットメント”や”心地よさ”が欠けています。その一方で、「仕事」に重きが置かれるプランであれば、「企業向けの研修施設」を”ワーケーション”と銘打ってプロモーションされていたり、いわゆる「ビジネスホテル」の宿泊プランの検索ワードとして”ワーケーション”が使われているだけなのでは?という印象です(もちろんすべてのケースがそうとは言えませんが...)。
「仕事」と「旅行」。「ビジネス」と「プライベート」。「ワーク」と「ライフ」。「やらなきゃいけないこと」と「やりたいこと」。この、相反する性質の2つのアクションをどう最大化させるか。このサイトで一緒に考えていきたいと思います。
ワーケーションのパフォーマンス = 仕事の満足度 +バケーション(旅行)の満足度
(1)ワーケーションの始め方
それでは、いざ「ワーケーションをしよう!」と考えるようになったときに、ふと思う..
「で、ワーケーションって何から考えればいいんだっけ・・・?」
いきなり旅行アプリを立ち上げて宿を探し始めたら、オススメされるのはビジネスホテルみたいなことところばかりだった」。「ワーケーション、宿」で検索して、やたら「緑の多いキャンプ場のようなところばかり紹介された」とか...。最適な条件は?ロケーションは?日程は?最適な人数は?....
▼自分の仕事内容をいま一度確認しよう
ワーケーションの半分は仕事です。その仕事の内容やスタイルで、選べる選択肢は大きく変わります。
(1)勤務時間
みなさんの勤務時間を今一度確認して下さい。9:00〜17:00の定時なのか、コアタイムだけ決まっているがそれ以外は自由になるのか、完全なフレックス制なのか。そのどれかによって仕事前後や仕事中の楽しみ方にバリエーションが生まれるでしょう。例えば、早めに仕事を切り上げて近隣の美術館や温泉に行けるように、朝早めから仕事を始める。昼の休憩時間を大きく取って、人気の飲食店や海で泳いだり、サーフィンするのもいいでしょう。滞在先での移動時間も勤務日に設定してしまえば、休日を丸々バケーションに使うことができます。そしてあなたは気づくはずです。いつもの旅行を計画するときよりも、選択肢と自由度が格段に増していることに。
(2)仕事内容
あなたの普段している仕事の内容次第でワーケーションの働く空間の選び方はかなり異なってきます。PCを使わない、電話やノートとペンだけで済む仕事からラップトップを利用してインターネット経由でビデオ会議をしなければならない仕事まで、かなりのグラデーションがあります。
PCの用途が表計算やメール主体であったり、書き仕事の多いライターのような仕事内容であればインターネットの回線速度はそこまで早いものは必要ありません。普段は多様な仕事内容であっても、せっかく旅先で仕事をするなら「ペンとノートでアイディアフラッシュの時間に充てる」、「長い文章や企画書を制作する」というワーケーションのために仕事内容を選択する余裕があると、事は運びやすいですよね。逆に、社内外とのミーティングが多く、ラップトップで常に仕事をしなければいけない場合は電源の確保と、強いWifi環境と「声出しOK」なスペースが最低限必要となります。
(3)ミーティングの有無と回数
ミーティングがなぜポイントになってくるのか。それはミーティングが「通信環境」と「ワーキングスペース」に影響を与えるからです。滞在先を選ぶ際には、この2つが重要なポイントになります。
ミーティングが必要な仕事にでは、それ相応のWifi速度が求められます。カメラをオフにしてしまえばある程度解決はしますが、カメラをオンにしてモニター越しに互いの顔を観ながらのミーティングが前提の場合、20-30M/bpsは必要となるでしょう。また、改善自体も1時間毎に更新を求められるようなWifiシステムではミーティングの途中で会議が止まってしまいます。プレゼンテーションが必要な場面では致命的な切断となってしまいます。ワーケーションにおいて、「滞在先のWifi環境について事前に速度を確認するのが難しいという」のが宿泊施設選定の難しいところです。
ワーキングスペースに関しては、場所によってはフリースペースでの通話が禁止されているところが多くあります。フリースペースでの通話が禁止の場合は、通話OKの個室が予約制や先着順で用意されていることが多くあります。万が一そのスペースが取れなかったとき、ミーティングへの参加ができなくなってしまいます。もしくは外に出て寒空もしくは暑い日光の下で電池が切れることに怯えながらミーティングをこなさなければなりません。ミーティングの予定がある方は必ず事前に通話可否についてワーキングスペースに確認する必要があります。個室が前提の場所、例えば一棟借り民泊での勤務ではそのような心配もないでしょう。
また、ミーティングが必要だとヘッドセットやイヤフォンマイクを持ち歩く必要がありますのでその点も注意が必要です。
(4)緊急出社・緊急帰宅の可能性も考慮に...
務め人か自営かを問わず、どんな仕事にも事故やハプニングはつきもの。急遽、現場に出向いて顧客や上司と顔を合わせる必要が出てくるという場合がいつなん時も想定されます。
これはバケーション時も同様ですが、ワーケーションで遠方に出向くときも、”緊急呼び出し”に応じられる準備と想定だけはしておきたいものです。つまり、オフィスまでのアクセスを想定しておくこと。例えば、東京駅丸の内に会社があるとします。新幹線と在来線を継いだアクセスで何時間以内に出社できるのか、空港を利用するのであれば滞在先へのダイレクトフライトはあるのか、想定しておくことが社会人としてのワーケーションのたしなみです。
(5)カメラ前でのファッションコーディネート
いくら実際に会わないとは言え、取引先とのミーティングでカジュアルすぎる服装はNGという方も多いはずです。特にスーツやジャケットを着なければならない場合、荷物が多くなってしまいます。日常生活+仕事着となってしまうとやはり荷物はかさばりますので、そのような方は注意が必要です。
(6)セキュリティ
特にWifiに関して規定がある場合、注意が必要です。コワーキングスペースではWifiを提供していますが、そのようなWifi、もしくは公衆Wifiに制限がある場合は事前に勤め先に確認する必要があります。そもそもテレワーク自体ができなくなってしまうことになるため、あらかじめ確認が必要です。
(7)大きい画面が必要な仕事?
Excelでのデータ分析など、数字を扱う仕事、プログラミング、デザインなど大きな画面が好きな人にとってはテレワークのPCでは働きづらいことがあります。貸モニターを提供するコワーキングスペースなどを検討すると良いかもしれません。もしくはポータブルのモニターも買うことができますので、自身の状況に応じて対応するべきです。
▼日程 なぞはどないしましょ
次に、日程を確認。
オフィスへの出社が必要な方は、出社日を避けた旅程設計が必要となります。
ワーケーションは、日帰りから長ければ数か月に及ぶものまで長短あります。
一般的には、週末の休日祝日と合体させた2泊~4泊というのが一般的でしょうか。
■まずは自分自身の勤務形態を再確認
勤務形態は大きく日程に影響します。定時勤務であれば定時をはずした時間でのみバケーション、移動をしなければなりません。フレックスであれば多少余裕ができ、勤務時間の制約がなければすべての行動がフレキシブルに調整可能となります。恋人、友人、家族と行動を共にするのであれば、同行者の時間的制約を考えた上で日程を考えていくことが必要となります。
■日程は移動手段・場所と密接な関係がある
ワーケーションの日程において外せないのが移動の時間。日帰りの場所であれば早朝・夜の移動が勤務に支障のないところ、飛行機や電車で移動するのであれば勤務時間外で移動ができる場所である必要があります(飛行機、電車内での勤務をするという手もがりますが)。特に飛行機においては時間が限られている場合もあり、スケジュールの組み方に注意が必要となります。飛行機や電車の場合、移動を平日にしたいのであれば早朝もしくは夜の移動手段を確保する必要があります。
■平日、土日祝日をどう生かすか
せっかくのワーケーション、土日祝日を絡めていくことでまさに「バケーション」を文字通り楽しむことができます。土曜早朝に移動の後、土曜日夜と日曜日はバケーションとして過ごす、そのまま平日は仕事に打ち込む。早朝・夜はバケーション。もしくは平日夜に移動してそのまま平日は勤務、土曜日はバケーションを楽しんで日曜日に帰宅、といった具合です。
気を付けなければいけないのは移動に5-6時間かかるような平日の移動が難しい場所は土日の移動となってしまうため、7日以上の滞在が必須となってしまう点です(土日~土日)。週の中頃に祝日があれば問題ありませんが、そうでなければ長い日程を覚悟しなければいけません。日程は余裕をもって、しっかりと考えましょう。
■日帰りのワーケーションも選択肢に
ワーケーションはホテルに泊まるもの、という印象がありますが、実際には都市部での通勤のような形でのワーケーションも存在しています。代表的な例がコワーキングスペーススペースのドロップインです。ただ、これでは「バケーション要素」が全くないかもしれません。そこで登場するのがサウナ・銭湯付きのワーケーション施設。朝通勤をするように施設に行き、仕事をはじめ、合間にサウナ、食事を済ませながら仕事後も銭湯に入って帰宅する。また、電車で一時間の山間にあるワーキングスペースや海沿いにあるカフェで仕事をするというのも立派なワーケーションです。宿泊のない、そんな気軽なワーケーションも存在します。
平日での移動は勤務時間が決まっている人は勤務時間外での移動が可能か、勤務時間がフレックスの人は十分な時間をとれるかで方法が異なる。
例えば飛行機での異動であれば、便数、時間が決められているため、平日に移動できない場所が存在する。
場所:都道府県、エリア
場所選びはワーケーションとしてよりバケーションとして最も重要な要素の一つ。まさに満足度を決める大きな要素です。旅行先としてどこに行きたい、という視点で選べばよいので、基本的には通常の旅行と変わりません。大きく変わる要素としては以下2つです。
・急な会社からの呼び出しがある場合は会社まですぐに帰れる場所か:例えば東京にオフィスがあり、すぐに呼び出しがかかるという前提があった場合、アクセスは非常に重要な要素となります。自宅やオフィスからのアクセスは不測の事態にも対応しなければいけない仕事である場合は必ず考えるべきです。
・働く日も楽しめる場所か:働く日は仕事の時間の合間および仕事以外の時間のみがバケーションをできる時間。もし8時間勤務、9時から18時勤務であればであれば早朝、昼休みと夜のみです。都心部でのワーケーションならその合間時間に食べるおいしい食事、自然あふれる場所であれば仕事の合間に楽しめる風景、夜暗くなってからでも遊びに行ける場所、そんな場所選びが重要となります
場所:勤務スペース
勤務スペースはワーケーションにおいて最も重要な要素の一つです。ワーケーションプランを提供するホテル、宿泊施設が沢山ありますが、この内容について明示しているところはほぼありません。故、しっかりと事前確認をした上で決めるべきです。ワーケーションはあくまで「ワーク」を最優先に考えることをお勧めしています。なぜなら仕事が万が一できなくなった場合、それは帰宅・欠勤を意味するからです。おすすめは必ず事前にしっかりと業務ができる場所であるかを確認することです。よくあるミスは以下です。
・Wifiが遅すぎてビデオ会議ができない:速度が足りないためビデオ会議ができず、仕事にならない
・机と椅子が専用のものがない:ソファーやローテーブルしかなく、長時間の仕事に向かない
・ワーキングスペース自体が通話禁止でビデオ会議ができない:ビデオ会議が多い方にとっては致命的です
■勤務スペースの種類
勤務スペースには大きく次のパターンがあります。1つめはコワーキングスペース、2つめは宿泊施設の部屋、3つ目はホテルのラウンジ、カフェ(コワーキングスペースのようなものが併設されているパターンもある)、4つめはカフェのような飲食店、最後はその他屋外テラスや椅子、机が置いてある場所です。それぞれメリット、デメリットが存在します。
1:コワーキングスペース
言わずもがな、最も仕事がしやすい場所です。仕事のために作られた場所なので圧倒的な働きやすさ。電源とWifiは勿論のこと、モニターやキーボード・マウスから、無料ドリンクを提供しているところまであります。最適な気温、明るさに調整されていることも多いので作業効率は圧倒的に高いでしょう。ただ、場所によってはいろいろと注意が必要となります。いくつかパターンがありますが、代表的なものを上げると、例えばフリースペースでの会話が禁止されている場所です。ミーティングが多い方には毎回会議用の部屋、電話用ブースを予約しなければならず、万が一いっぱいになってしまったら大事な会議に出ることができません。また、夏と冬、特に冬に顕著なのが気温です。コロナの影響もあり、常時換気をしている場所が多いため、寒くなる場所が多くあります。コワーキングスペースはコストを抑えるために古いビルに入居していることが多く、断熱性能もいまいちな壁、窓であることも多く、寒い場所が多くあります。そのようなスペースでの勤務は体調を崩す原因となるためおすすめはできません。最後にコストです。別章でも記載しますが、都心では1時間600-1000円程度からの場所が多くを占めますが、地方都市などでは一日1000円でOK,設備は完璧なところまであります。コストをどれだけかけて最適な仕事環境を手に入れるかは個人の感覚によるところが多いですが、数千円を無視できないのであれば常に費用対効果を考えて場所を選ぶべきです。また、良い施設ほど都心部に集中して存在します。場所・駅によってはコワーキングスペースの形をとっていますが月額契約でないと入れないところ(1日利用NG)もありますので事前に調べて伺いましょう。
2:宿泊施設の部屋
部屋であれば、移動時間もなく、他の人もおらず、集中して働くことができる良い選択肢かもしれません。代表的なテレワーク・ワーケーションプランで出てくるのがビジネスホテルの一室でのものではないでしょうか。家に家族がおり、集中ができないのでホテルで独りで集中したい、誰にも邪魔されずに気にせずベッドで休憩を取りたい、そのような方にとっては最高の選択肢かもしれません。デメリットとしては、あくまで「部屋」ということです。ワーケーションという視点から見るとあくまでシンプルな部屋であり、自宅での勤務との差が一人であることとすぐに休める施設があることの2点で、バケーションにきた感覚を覚えづらいのです。顔を上げたときに何が見えるか、それが重要となります。ビジネスホテルは窓の外の景色を重視していないところも多いです。注意点としてはWifi環境が挙げられます。ビジネスホテルの回線は不安定であったり速度がビデオ会議に耐えられる速度でないことが良くあるため、ビデオ会議ができなかったときのためのバックアッププランとして、携帯テザリング等が必要となります。
また、リゾートホテル、コテージ、一軒家民泊のような大きめの部屋でのワーケーションも良い選択肢の一つです。部屋が広く、リゾート地にあることも多いため、バケーション要素も多分に出ます。大き目の場所を借りるため、コストがかさむことが想定されます。2人以上でのワーケーションであれば選択肢としても入るでしょう。注意点としてはWifiが挙げられます。そもそもこのような宿泊施設、特にコテージ、一軒家民泊はWifiがはいらない、接続できたとしても非常に回線が弱い、不安定ということが多々あります。バックアッププランを必ず用意(携帯テザリング)するとよいでしょう。また、事前に仕事に耐えうる机、椅子があることを確認するとなおよいです。部屋の写真を確認して仕事ができる環境を確認することがコツです。
3:宿泊施設のラウンジ、カフェ
宿泊施設内のワーキングスペースで働く、これはある意味最高の選択肢となります。理由としてはA:宿泊費のみのコストで別途コストが必要ない、B:勤務場所までの移動が必要ない、C:コワーキングスペースと同じレベルでの設備がそろっている場所もあり働きやすいためです。
併設のカフェやレストランの場合、電源がうまく使えない、Wifiはあるが速度が遅いという場合もあります。あくまで飲食のために作られたスペースなので注意が必要です。一般的なホテルのラウンジに関しては電源が取れない、電波が弱い、机・椅子が専用のものではなく疲れがたまる等のデメリットがあります。事前にブログやレビューを見て必ず働けるか、Wifiの速度は問題ないかを判断していくことが必要となります。
4:カフェ、飲食店
3とおなじくカフェ、飲食店は適度なノイズ、良い雰囲気というメリットがあります。飲食も勿論楽しむことができます。ただ、3と同様に電源がうまく使えない、Wifiはあるが速度が遅いという場合があるので注意が必要です。また、机と椅子が専用のものでないというデメリットもありますので事前に確認をしましょう。また、滞在時間が混雑等により●●時まで、などと指定されてしまう場合や営業時間が勤務時間と異なる場合もあります。たとえば店が3時に一度閉店してしまう、というような具合です。仕事ができなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
5:その他屋外テラスや椅子、机が置いてある場所
こちらはもっとも”バケーション”を感じることができるワークスポットではないでしょうか。自然の中、例えばビーチや山頂、川のせせらぎを聞きながら川辺で、湖畔で夕日を見ながら、というようなシーンが考えられます。ロケーションとしては最高ですが、やはりご想像の通り一番の問題は仕事そのものに向かない環境であることです。電源、Wifi、冷暖房湿度、明るさ調節、飲食サービス、このようなものがすべてないため、すべて自分で用意する必要があります。電源はポータブルの電源を持ち込むか、ラップトップの電池がもつだけしか作業しない、Wifiは携帯テザリングかモバイルルーター、冷暖房は服を重ね着できるように、明るさはサングラスや帽子、場所の選び方で対応するなどです。非常に難易度が高いですが、ワーケーションにチャレンジする方は是非とも一度は挑戦する価値があるかと思います。もし仕事に集中できる環境であればよいのかもしれません。
場所:宿泊
宿泊場所は勤務場所とセットで考え、さらには旅行先としての意味も含みます。双方をうまく抑えられるポイントをいかに抑えるかです。まず、宿泊施設のタイプを考えていきます。カテゴリとしてはビジネスホテル、リゾートホテル、コテージ&貸し切り&一棟借り民泊、宿泊施設付きワーケーション施設が代表的なカテゴリとなります。
1:ビジネスホテル
価格面では最もパフォーマンスの高いものとなります。長期で滞在をしたいがあまりお金を使いたくない、という方には最適な選択肢ではないでしょうか。ただし、ワーケーションが2つの意味を含んでいるということからも、ビジネスホテルは滞在それ自体がバケーション要素が他より劣るため、立地が最も重要になります。よくある選択肢としてはビジネスホテル+ワーケーション施設という組み合わせです。ホテル代を安く抑えて仕事は働きやすいワーケーション施設で、という流れです。地方都市であれば観光地、レストランもあるため観光気分も味わうことができます。
2:リゾートホテル
文字通り、滞在すること自体を価値としたホテル。当たり前ですがプラス面はリゾート気分を味わえること。まさにバケーション要素においては滞在自体がエンターテイメントとなるため、最適な場所です。温泉や食事も豪華なものがそろっており、海沿いならきれいな景色とビーチ、山の中なら木々に囲まれた環境。バケーション要素としては完璧かもしれません。
デメリットは何といっても単価の高さとそのままホテルで働くのであればワーキングスペースの整い方(机、Wifiなど)でしょうか。単価自体はビジネスホテルよりは勿論高く、「せっかくリゾートホテルにいるのに」という感覚を持ってしまうため二の足を踏んでしまう方も多くいます。同じお金を払うなら、仕事などしたくない、ということです。また、仕事をそのままホテルで行うのであれば、仕事をする環境が整っていないことも良くあります。仕事用の机や椅子があるところはあまりありません。モニターなどのレンタルもかなり稀です。テレワークプランがあるホテルもありますが、実際には長期滞在での割引という意味あいがつよく、テレワーク自体をしやすくしたプランではないプランも多くあります。
3:コテージ&貸し切り&一棟借り民泊
他の特に家族付れ、DINKS、友人複数人ではこの選択肢がおすすめです。リゾート気分を味わえる場所にある物件であればその中で仕事をこなし、ふと顔を上げるときれいな景色が見える、そんな環境で仕事をこなすことができます。仕事場と宿泊場所を一緒にすれば、移動の手間もありません。複数人であればコストもリゾートホテルより安く、場合によっては複数人であればビジネスホテルより安く済みます。
気を付けるべき点は仕事環境と周辺施設です。そもそもテレワークのために作られていない設備であることが多く、仕事用の机、椅子がない、あっても高さや電源設備がうまく整っていない、WifiがないもしくはWifiはあるが速度が遅すぎて使い物にならない、等のデメリットが想定されます。事前に予約サイトのプランページにある写真で机や椅子があるかを確認、Wifiがあるかどうかを確認するのがおすすめです。できれば確実に働く環境であるかどうかを確認するために宿泊施設へ電話しての確認、もしくは他テレワーク経験者のブログ等を確認がおすすめです。
4:宿泊施設付きワーケーション施設
ワーケーションのために作られた、最もワーケーションに最適化された施設といえるでしょう。最初にワーケーションを検討するならまさにこのような場所がおすすめです。机、椅子等がそろっており、Wifiも問題ないことが多く、さらにはワーケーション経験者のレビュー、ブログも確認できます。仕事が万が一できない場合も想定する必要がそこまでないため、帰宅リスク等もそこまでなく、非常に心強い施設といえるでしょう。また、ホテルに同じような目的を持った人も多く集まるため、コミュニティも生まれやすいのがこの施設の特徴となります。同じくワーケーションできた人たちと食事を共にしたり、会話をすることはワーケーションのメリットの一つとしてメディアでもよく取り上げられています。
気を付けるべき点はそこまでありませんが、あえて言うならバケーション要素を感じることができるのかという点が挙げられます。普段と違う雰囲気で働きたい、というニーズには答えることができますが、旅行に来た、という要素を出せるかどうかは別の要素として必ず事前チェックしたほうが良いでしょう。
場所:周辺環境
周辺環境はなぜ重要なのでしょうか。これはバケーションとしての側面も、ワークとしての側面の両方に関わります。まず、平日の楽しみ方として重要な要素を持つものに、ワーキングスペースからの景色、食事、すぐにアクセスできる観光施設(たとえば温泉)が挙げられます。景色は違う場所にきたことを仕事中にも意識できる要素です。例えば海沿いであれば、海を眺めながら働くことができます。食事は宿泊施設にない場合および自炊の場合以外は外食となります。良いレストランが周辺にあることは満足度を決める重要な要素です。特にお昼は時間的制約もある場合が多く、事前に確認しておくことがおすすめです。レストランは地方に行くと営業時間が違うことも多くあります。例えば漁師町では5時以降ほとんどのレストランが閉まる、等です。すぐにアクセスできる観光施設に関しては仕事後に楽しむことができるか、という点において重要です。5時定時終了の場合、5時に閉まる温泉では意味がなく、6時だとしてもゆっくりできません。公営の美術館や博物館は5-6時に閉まることが多いため、平日には訪れることが難しいことが多くあります。日の入りの景色を見たいというのも冬であれば時間ギリギリとなってしまいます。
緊急時の環境としても重要です。病院や薬局などは旅行においても重要な要素ですが、ワーケーションにおいては仕事に必要なものが揃う電器店が重要な周辺施設として挙げられます。マウスやキーボード、充電器を忘れてしまった、というときにすぐに調達できる場所があるかを事前に確認しておくといざというときにすぐに対応できます。もちろんワーキングスペースに準備されている場合はその限りではありません。
同行者
同行者は1人もしくは2人以上で大きくプランニングが異なってきます。2人以上の場合で想定される同行者は同僚、友人、家族が主な同行者かと思います。それぞれの状況において気を付けるべき点、考えるべき点を列挙いたします。2人以上でのワーケーションの際には必ずスケジュール、宿泊場所、食事などのプランを事前にすり合わせることがおすすめです。バケーション要素に関しては基本的には通常の旅行とは変わりません。しかし、仕事の要素に関してはかなり違いがあります。例えば、同行者も働く場合は勤務時間の柔軟性です。一方がフレックスタイムでの勤務にも関わらず、片方の勤務時間が決まっている場合は複数人でのバケーションへ出かけることがその時間に縛られてしまいます。また、移動時間に関してもかなり制約が出てきます。また、セキュリティの考え方も大きく違ってきます。公衆Wifiを良しとしない人と同行するのであればワーキングスペースの選択肢は限られてしまいます。会議に関しても、しゃべることが多い同行者がいる場合はワーキングスペースでしゃべることができる場所に限られてしまいます。このように制約が多いほうの条件に縛られることがあるので、必ず事前に同行者とすり合わせが必要となります。
1:1人でワーケーション
一人での最大のメリットは最もフレキシブルな、融通のきくスタイルです。行きたいところに、行きたい日程・時間で行きたいように行ける。まさに我々のイメージするワーケーションがそのまま具現化するのではないでしょうか。1人で行く場合のデメリットとしては仕事においての保険がきかない、ということが挙げられます。キーボード、マウス、Wifiなど、複数人いることで仕事ができなくなるリスクは多少低減します。
2:同僚・業務上のパートナーとのワーケーション
同僚とのワーケーションの最大のメリットは仕事に関係する人と時間を長く過ごすことにより、仕事への生産性が高く、仕事上での関係性を作ることができます。仕事に関する話、会社に関する話など、まるでオフィスにいるときのようにできるのではないでしょうか。プライベートの時間も一緒に過ごすことで、別の視点もできるのではないでしょうか。取引先、パートナーとのワーケーションでは普段合わない人と長い時間一緒にいることで、いろいろなメリットを享受することができます。
デメリットはバケーション要素を楽しむときに、仕事から離れる感覚が多少薄れることではないでしょうか。仕事とバケーション要素をどれだけ切り分けたいか、という個人的趣向にもかなり影響する選択肢です。
3:友人とのワーケーション
友人とのワーケーションはまさにバケーション要素がより強いものになります。ワーケーションが共にできる友人と出かけることでより強いバケーション要素を感じることができるでしょう。気を付けるべき点は、普段は一緒に働かない相手の場合が多いので事前に仕事上での制約は諸々確認しておくことです。全体のプランニングに大きく影響する移動日程、ワーキングスペース、宿泊施設等はあらかじめお互いの仕事について会話をしておきましょう。
4:家族でのワーケーション
家族といってもよくあるワーケーションは、DINKSで行くか、子供連れかの2択かと思います。DINKSに関しては起こりうるポイントは基本的には友人とのワーケーションと考え方は同じとなります。すり合わせや宿泊施設の選定などはより慣れているかと思いますのでスムーズです。問題は子供連れの場合ではないでしょうか。子供の年齢にもよりますが、一番の問題は仕事中に子供をどうするか、という点です。施設が充実しているワーケーション拠点では保育園等の一時的に子供を預かってくれる施設が近くにあります。また、一棟借民泊やコテージ泊であればいろいろと問題はある可能性がありますが、子供を別の場所で滞在させておくことも可能です。通常の旅行以上にワーケーションとなると事前確認事項が増えるため、入念な下調べをおすすめします。不測の事態に陥って出社を強いられる等、そのようなときに家族連れだとより身動きは取りづらくなるからです。
予算・費用対効果
ワーケーションで最も気になる要素の一つは価格ではないでしょうか。価格を考えるときに重要なのは、旅行+仕事の全体のパフォーマンスを最大化する、という意識です。式で表すと以下のようになります。
ワーケーションのパフォーマンス=旅行のパフォーマンス+仕事のパフォーマンス / 費用
例えばリゾートホテルに宿泊をすると費用は通常の旅行と同じだけ必要となりますが、リゾートホテルで楽しむ時間も仕事に費やされてしまいます。つまり”旅行のパフォーマンス”が減り、費用が変わらないため、ワーケーション全体のパフォーマンスは低下してしまいます。費用に対しての重みづけが低い方、つまりお金を多く持っている方、多くワーケーションに払える方、気にしない方にとってはあまり意味のない話かもしれません。
それではどのようにワーケーションのパフォーマンスを最大化すればいいのでしょうか。簡単に言えば以下となります。
・「旅行のパフォーマンス」を上げる
・「仕事のパフォーマンス」を上げる
・「旅行のパフォーマンス」と「仕事のパフォーマンス」を上げる
・費用を下げる
旅行は通常の旅行と同じなので、わかりやすいのですが、マイナス要素としては時間的制約や行動の制約によるパフォーマンス低下が挙げられます。勤務時間がある程度決まっているのであれば旅行できる場所にもできなくなってしまうからです。
仕事に関しても基本的には仕事環境をなるべく通常のものと変わらないようにする、という意味で守りの要素が強くなりがちです。ただ、仕事においては環境を変えてパフォーマンスを上げるというプラスの側面もあります。
費用に関してはやはり移動交通費、宿泊施設、ワーキングスペース利用料が挙げられます。どこまで払えるかとすべてのばらんすを鑑みてプランニングをしていきましょう。
例えば、ワーケーションプランでの長期滞在プランを多少格安で出している宿泊施設を利用することでコストに対してパフォーマンスを上げたり、ビジネスホテルとコワーキングスペースのドロップインを組み合わせて低価格で旅行を実現するなどです。
移動手段
移動手段は通常の旅行同様に電車、バス、飛行機、自転車、自動車等がありますが、勿論それぞれ一長一短となります。飛行機や電車であれば仕事をしながら移動するなどが可能です。ワーケーションにおいて通常の旅行と違う点は仕事用の荷物があることです。取引先や人にあう目的のない出張というイメージでしょうか。荷物が総じて多くなるため、その点を考慮した荷物、移動が求められます。
季節・気候
春であれば花粉症が気になる人が多いかもしれません。最近は換気の必要があるため
実は気候はワーケーションにおいて最も重要な要素の一つ。旅行にとって天気が重要なのは言うまでもありません。問題は働く環境にとっても重要なことです。まずは気温が挙げられます。冬のコワーキングスペースは寒いことが多々あります。コワーキングスペースは経費削減等の視点から築年数の古い建造物に入居していることが多く、空調が聞きづらいのが原因としてあります。また、西向きであれば太陽の光も入らないため、午前中はとても寒く、コロナ渦での換気もあいまって気温が上がりづらくなっています。必ず防寒対策ができる服をもってワーケーションに臨むこと、空調の位置や窓の位置、日光が差し込む場所を考慮しながら選んでいくことがおすすめです。
次に光です。夏はよいものの、冬は太陽の光が差し込むことが多くワーケーション施設や飲食店でも勤務に向かない席が一定数出てくることがあります。長く同じ場所にいるのであれば、光の入り方も変わるため、最初に訪れたときの席どりが重要となってきます。
宿泊施設ワーケーションプランの選び方
コロナ禍で売り上げが激減した宿泊施設では、代替案としてワーケーションプランを販売するところが増えています。しかし、ワーケーションについては上記したように、すぐに施設を最適化できるほど簡単なものではありません。仕事用の広さがある机や高さのあっている椅子、強いWifiやビデオ会議用の個室空間等、様々な要素、特に仕事に関する設備があるかどうかを確認することがおすすめです。
例えば、宿泊施設の出すワーケーションプランは「長い期間いることで価格が下がる」というボリュームディスカウント要素を全面に押し出して、それを「テレワークプラン・ワーケーションプラン」として出品することが多くあります。これで仕事環境が整っていない場合、旅行を楽しむことはできても仕事のパフォーマンスを下げてしまい、旅行さえも楽しめなくなってしまうでしょう。最悪家に帰られなければいけない、ということになりかねません。
故、宿泊施設のワーケーションプランに関しては、必ず仕事環境が整えられているかを事前にウェブサイトや電話、メールなどで確認をすることがおすすめです。特に机や椅子、Wifiに関してはしっかりと整えられているかを必ず確認しましょう。はじめてその宿泊施設に行く場合であれば、必ずバックアッププランを用意しておくことが吉です。例えば、近くの専用コワーキングスペースを把握しておく、携帯のテザリング機能やWifiルーターを準備しておくといった具合です。
テレワークプランの傾向
ビジネスホテル:ワーケーションプランとしては机、椅子が小さいことが多い。Wifiも強くないこともあるので速度が必要な方は事前に速度チェックをすると良い。個室で集中できる、すぐにベッドで寝られる、利便性が高い場所にある、価格が安い等のメリットがある
リゾートホテル:机、椅子が専用のものがない、専用のものがあっても電源がないなどテレワークがしづらいことが多い。
コテージ、一棟借り施設:基本的にテレワーク専用施設でないためすべて確認が必要だが、食事用テーブルと椅子があるためそれを代用することが多い。Wifiは弱い、もしくはつながらないことが多いのでテザリングが必須となる。
ワーケーションの持ち物
ワーケーションでの持ち物で必要なものはもちろん旅行用品と仕事用品。特に仕事において必要なものは慣れていないと忘れがちになります。以下は仕事に必要となるグッズです。是非参考にしてください。ここではラップトップで仕事をする前提でリストをまとめています。
ー必須アイテム
ラップトップ(パソコン):言わずもがな、ラップトップで仕事をする方にとっては必須アイテム。持ち運びが前提なので必ずケースつきバックパックや専用ケースに入れることがおすすめです。
ラップトップ用充電器:ラップトップ用充電器を忘れると、行先で仕事できる時間は数時間、という悲惨な状況になります。コワーキングスペースなどでは一般的な充電器は貸し出しを行う場所もあります。Surfaceなどの特殊な充電プラグに関しては特に気を付けるべきです。
スマートフォン:電話をする、メールを見る、テザリングを行うなどなど、ラップトップと同じかそれ以上の機能を持っているのが今のスマートフォン。人によってはスマートフォンだけで仕事ができてしまいます。ワーケーション文脈においては移動時にすぐに仕事に対応できる、働く場所のインターネット回線がイマイチの場合にテザリングで対応する必要が出てきます。場所によっては4Gが入らない場所も日本にはあるため、携帯のカバーエリアを事前にキャリアサイトで確認しておくと安心です。
会社での規定があればUSBトークンや社員証などのシステムログインに必要なツール:それぞれの会社において仕事を始める際に必要なデバイス、ツールは必ず忘れないように持ち運びましょう。緊急で出社が必要になった際には社員証が必要になる場合もあります。
ビデオ会議をする場合必要となりうるもの:会議をする人にとっては、イアフォンマイクやヘッドセット、ワイヤレスイアフォンは必須アイテムとなります。持ち運びの視点から小さいものを選ぶ、周囲の雑音が大きい場所で働く場合は高い指向性があるマイクを選ぶ等の注意が必要となります。
防寒対策の服:特に冬の話ですが、場所によっては屋内であっても非常に寒いことがあります。ワーケーション施設においては暖房管理をしているものの、施設の端では暖かくない、コロナ対策により窓を開けているため冷たい空気が流入してくるなどです。もちろん屋外でのワーケーションにおいては対策は必須となるでしょう。ひざ掛けが置いてあるワーケーション施設もありますが、自身でも羽織るもの、マフラー等を事前に用意しておくとより効率よく働くことができます。
ミーティング用フォーマルウェア:外部とのミーティングがあり、ドレスコードが存在する場合はオンラインミーティングとはいえどジャケットやワイシャツは必須です。また、こちらもですが急遽の出社に備える場合は出社用の服も揃えておく必要があります。
ーあると業務効率が上がるもの
マウス:ラップトップを持っていく場合はタッチパネル型マウスやトラックポイントがついていることが多いですが、マウスを外付けでつける人も多いはず。持ち運び専用のマウスがあるとより効率的に作業できます。ワイヤレスタイプの場合、USBを差し込む側をなくしてしまったり、電池が切れてしまうことがあるため注意が必要です。
キーボード:こちらは少し大きくなってしまいますが、好きなキーボードがある場合はもっていくのもおすすめ。ワーケーション施設でキーボードを借りられる場合もあるので事前に確認をしておくとよいでしょう。
ノート&ペン等の筆記用具:こちらはもし使うのであれば、といった具合でしょうか。普段から利用している場合は特に業務効率を落とさないためにも、なるべく普段の環境に近づけることがおすすめです。
ーもしもの時に安心なグッズ
Wifiルーター、携帯電話(テザリング用):ワーケーション施設やホテルのWifiを頼りにしてきたにも関わらず、安定性が低く、速度も遅い。特にテレワーク用に準備されていないWifi環境ではこのようなことが良く起こります。その場合には自分自身でインターネット回線を用意する必要があります。4G回線があればビデオ会議も問題なく行えるので、大きなファイルをやり取りする仕事でもない限りは問題はないでしょう。
その他重要なポイント:
必要な道具を売店ですぐに買えるか:まずは電器店やコンビニが近くにあり、買い足せるかどうかが重要となります。さらに、必要となるグッズのタイプによっても違ってきます。例えば、充電器やマウスは電器店があればすぐに調達可能ですのでそこまで心配する必要はありません。配送可能な場所であればアマゾンのようなインターネットショッピングでも宿泊施設に送付することで対応可能です。一方、USBトークン等、社員証などは替えが聞かないため、忘れてしまうと致命的です。特に注意しましょう。
ワーケーションはなぜ必要なのか?
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ワーケーションモデルプラン
ワーケーションと一言で表現されますが、実際には様々なタイプのワーケーションがあります。ワーケーションのカテゴリを理解して、自分にあったワーケーションをすることでより良いワーケーションライフを過ごすことができます。宿泊前提のワーケーションが難しいのであれば日帰りワーケーション、とにかく雰囲気を変えたいのなら自然の中でのワーケーションなど、様々な可能性をぜひ試してみてください。
1:コテージ、一棟借り長期滞在
ある意味もっとも「ワーケーション」らしいものかもしれません。リゾート地、山間部、海のそばでリゾート気分を感じながら仕事、土日は近くで家族や友人と時間を過ごす。大きいコテージを借りれば大人数でも可能となります。
2:日帰り温泉プラン
宿泊が無理な人にとっては非常に良い選択肢。日帰り温泉施設のワーケーションプランで仕事終わり、仕事の間に温泉に入るというプラン。その後アルコールを嗜んで帰ることもできる、明日にでも実施可能なプランです。
3:ビジネスホテル+コワーキングスペース
ビジネスホテルだと仕事しづらい、雰囲気を変えづらい。雰囲気を変えるためにリゾートホテルに宿泊したいがお金はあまりかけたくない。このような人にとって良い選択肢はビジネスホテル+コワーキングスペースです。地方大都市に行けばコワーキングスペースは1000-2000円/日が相場となります。ビジネスホテルと掛け合わせて1万円以内で一日を過ごすことが可能です。
4:ワーケーション用施設のついた宿泊施設での宿泊
1Fにワーケーション可能な施設(カフェや共同作業スペース)がある施設への宿泊です。ネット環境の充実、過去のレビューなどがふんだんにあるためワーケーション初心者にとっては最も良い選択肢がこちらとなります。飲食の心配もいらず、宿泊施設も充実している場合が多いです。
お問い合わせ
ワーケーションに関する相談、コンサルティング、個人的な相談、その他プロジェクトのご相談などは、workcation.no.arukikata@gmail.comへ、もしくは以下問い合わせフォームにてお問い合わせください。